平成23年度学校評価実施報告書

次のとおり学校評価を実施しましたので報告します。

学校目標1:一人ひとりの生徒を尊敬することで、生徒との温かい人間関係づくりをめざす

取組の内容 具体的な手立て

  1. 生徒の課題に対して情報共有及びその解決のためにケース会議等を開く。
  2. 生徒への初期対応を教員が主体的に行うとともに、スクール・カウンセラーとの連携を行う。
  3. ロールプレイ研修を通して、カウンセリング手法の学びと実践を積む。
  4. 生徒・保護者等とともに、カウンセリング手法を学ぶ機会と場を設ける。

取組の内容 評価の観点

  • ケース会議等をきめ細かく実施できたか。
  • スクールカウンセラーとの連携が図れたか。
  • ロールプレイ研修を年間7回以上実施できたか。
  • カウンセリング学習会を年間4回実施できたか。

校内評価 達成状況

  • 生徒個々を注意深く観察することで課題を発見し、ケース会議等で情報の共有や支援方法の検討ができた。
  • スクールカウンセラーや児童相談所等との連携をすることができた。
  • 毎月ロールプレイ研修を実施し、生徒対応のためのカウンセリング能力の向上に努めた。
  • カウンセリング学習会を5回実施し、生徒・保護者とともに学んだ。

校内評価 課題・改善方法等

  • 生徒が抱えている課題の発見や支援の手立てについて、更なる検討が必要である。
  • 完成年度に向けて職員も増えていくため、生徒との関係づくりに向けての対応の方法についての共通理解が必要となる。

学校関係者評価

(保護者)

お互いに尊敬し合える関係づくりが出来ていると思われる。

(学校評議員)

生徒との温かい人間関係づくりを目指す上で、開校5年目(平成26年度)を第一番目の着地点とした年度計画のもと研修を続けて行くことが必要である。教師と生徒との関係づくりに並行して、生徒同士が支援し合い課題解決に向けた仲間づくり・ピアアシスタントを養成することも必要である。

学校評価

(学校評価)

個々の生徒の有する課題で、年次あるいは学校全体で情報共有が必要な案件については、校内でスクールカウンセラーを中心に適宜ケース会議を開くことができてきた。しかし、児童相談所や他機関との連携により実施するケース会議については、関係者や関係機関との日程調整等が難しく、年間を通じて臨機に開催することができなかった。

(改善方策等)

平成24年度からは、国の「地域連携による高校生のこころのサポート事業」に取り組むことにより、より効果的なケース会議の持ち方を模索していく。

学校目標2:保護者や地域の方々等とともに手を携え、生徒の成長と居場所づくりに貢献する

取組の内容 具体的な手立て

  1. チーム向陽館の機能を明確にする。
  2. 地域とともに学校づくりを進める組織をつくる。
  3. 必要な活動、領域において学習支援ボランティアを積極的に受け入れる。

取組の内容 評価の観点

  • チーム向陽館の構成員の役割分担が明確にできたか。
  • 地域ぐるみの組織づくりが図れたか。
  • 学習支援ボランティアを活用できたか。

校内評価 達成状況

  • 一部の教科において学習支援をボランティアの方々とともに取り組むことができた。

校内評価 課題・改善方法等

  • チーム向陽館の機能を明確にすることができなかった。
  • 地域ぐるみでの学校づくりのための組織までは至らなかった。

学校関係者評価

(保護者)

保護者、地域と生徒が関わる機会はまだ少ないが、居場所づくりは着実に進んでいると思われる。但し、チーム向陽館も含めた組織化は開校当初にイメージしていたものに至っていないと感じる。

(学校評議員)

生徒の健全育成のためにも地域を巻き込んだ組織づくりは必要である。 向陽館を理解し支援いただくためにも人間関係づくりのためのカウンセリング学習会を一般の地域の人に公開し、関心をもって頂くことがあっても良い。

(その他)

学校評価

(学校評価)

学校応援組織の「チーム向陽館」やSSJ(相模向陽館すこやか実行プロジェクト)等により、学校支援ボランティアの方々が学校の諸活動にご助力いただける校風を築くことができている。

(改善方策等)

より多くの、またより多彩な学校支援ボランティアの方が、学校支援に携わっていただけるように、ホームページ等による広報活動に力を注いでいく。

学校目標3:生徒どうし、教職員どうしの協働・共生のもと、生徒に質の高い学びを提供する

取組の内容 具体的な手立て

  1. 上質な学びを追求するため、授業研究、授業公開に意欲的に取り組む。
  2. 基礎・基本を重視した授業を展開する。
  3. わからないことをそのままにしないよう学習相談・補習等を行う。
  4. 参加体験型学習プログラムの開発と実践にチームで取り組む。

取組の内容 評価の観点

  • 授業は原則オープンにできたか。授業研究、授業公開を年2回以上実施できたか。
  • 生徒の実態に応じた「ステップ」の教材開発ができたか。
  • 生徒のニーズに合致した学習相談・補習等が行えたか。
  • 「総合的な学習の時間」「職業一般」「すこやか」の学習プログラム開発に継続的に取り組めたか。

校内評価 達成状況

  • 授業改善のための研修会を実施し、生徒が興味関心を示し、積極的に取り組んでいくような授業について全職員で検討することができた。
  • 「総合的な学習の時間」「職業一般」「すこやか」は、教科担当が検討しながら継続的な教材開発ができた。

校内評価 課題・改善方策等

  • 「ステップ」は、新教育課程への移行を踏まえた教材開発が必要である。
  • 学習機会の提供は、夏期講習と学習相談の利用について生徒への促し方を工夫する必要がある。
  • ボランティアの方々との協力体制を維持及び向上させていくことが課題である。

学校関係者評価

(保護者)

子供の様子から生徒夫々のレベル、ニーズに合った学びの機会を与えていただけたと感じる事が出来る。また、すこやかは生徒の評判がよく、自分も是非参加してみたいと思った。

(学校評議員)

先ずは進んで授業を公開してみることが大切です。小中高と学年が進むに従って、当然のこと内容が専門的高度になり教師自身内に籠ることがあるようです。原則オープンではなく、教科代表でも必ず1回は公開することが必要である。 参加体験型学習プログラムへの取組みは大変良い。生徒の気持ちを聴きながらますます内容を密にしていくことが大切である。

学校評価

(学校評価)

「ステップ」や「すこやか」等、本校オリジナルの学習プログラムを、学校支援ボランティアとの協働により、開発・実施することができた。

(改善方策等)  
(改善方策等)

今後は、大学生や大学院生などにも働きかけ、学校支援ボランティアの方々の裾野を広げて行きたい。

学校目標4:生徒の欲求充足に向け、互いに意見の違いについて話し合いながら改善に努める

取組の内容 具体的な手立て

  1. 学校行事等、生徒とともに学校づくりに取り組むため、生徒会の組織化を支援する。
  2. 生徒・保護者とともに、充実した「トライアルタイム」の活動を創出する。
  3. 座間養護学校分教室の生徒と、共に学び、交流する機会と場を設ける。

取組の内容 評価の観点

  • 生徒組織が形成されたか。
  • 「トライアルタイム」の活動の活性化が図れたか。
  • 向陽館の生徒と座間養護学校分教室の生徒との交流が図れたか。

校内評価 達成状況

  • 生徒会準備会を発足し、生徒会としての礎をつくり、本校初の生徒総会を実施した。
  • 「トライアルタイム」での部活動は活性化してきた。また、自由選択科目の講座や資格取得のための機会を設けることができた。
  • 畑部や向陽祭(文化祭及び体育祭)で座間養護学校分教室との交流が図れた。

校内評価 課題・改善方策等

  • 来年度から生徒会が発足し、実際に活動していく中での検討が必要になる。
  • 保護者との協同による「トライアルタイム」の活動の充実が課題である。

学校関係者評価

(保護者)

来年度の生徒会組織化実現に向けて準備を進め、具体化する事が出来ている事は認識出来た。 今後、保護者会と連携して活動を活発化出来る事を期待する。

(学校評議員)

生徒会、自治活動の意義を意識できるよう仕向けることが必要である。主体的に考える生徒、自立する生徒、実践する生徒への成長には指導が必要である。 分教室との交流は、分教室側の行事等に参加することも必要である。

(その他)

学校評価

(学校評価)
 

文化祭、体育祭の実施や生徒会準備会の発足、初めての生徒総会開催など、徐々に学校としての形が、生徒の主体性を維持しつつ整えられてきた。

(改善方策等)

生徒数が増えるにつれ、学校行事等に積極的に関わっていただける保護者の方も増えてきている。  今後は保護者会を中心に、より生徒とともに楽しめる取組みを開発していく必要がある。

学校目標5:社会とのかかわりの中で、自己を成長させ、社会に貢献する力を育む

取組の内容 具体的な手立て

  1. アルバイトを含めた「働き方」について考える機会を設ける。
  2. 事業所体験やインターンシップの受け入れ先を開拓する。
  3. 職業(職種、業種等)について知識、情報を得る機会を設ける。

取組の内容 評価の観点

  1. アルバイトや職業について考える機会を設けられたか。
  2. 受け入れ先が開拓できたか。
  3. 情報を得る機会を設けることができたか。

校内評価 達成状況

  • アルバイトや職業など自分の将来について考える機会を「総合的な学習の時間」や「職業一般」の授業の中で設けることができた。
  • 近隣高校のキャリアアドバイザーが開拓した事業所での体験ができた。
  • 「職業一般」の授業や進路ガイダンスで情報を得る機会を設けることができた。

校内評価 課題・改善方策等

  • 「総合的な学習の時間」におけるキャリア教育の教材開発が課題である。
  • 社会貢献活動の実施について、生徒会でも検討していく。

学校関係者評価

(保護者)

積極的に活動している生徒さんが居る一方で、まだ社会とのつながりに積極的になれない生徒さんも多く居ると感じる。実社会へ出て行けるたくましさを育めるプログラムの実行が必要と感じる。

(学校評議員)

社会に貢献する力を育成するために、身近な社会として近隣の事業所での体験は生徒にとってプラスの要因となる。 ボランティア活動を推進し、社会の一員としての自覚をもって生活していくために、高校生に合ったボランティアを推進している団体との連携が必要である。

学校評価

(学校評価)
 

 社会性やマナーを身につける、と言う点において、まだまだ不十分な生徒が見受けられるが、アルバイト等を通じて徐々に成長している様子が見て取れる。

(改善方策等)
 

 自分の適性や生き方を改めて見つめなおすという観点からのキャリア教育やキャリア開発支援のノウハウを、学校として蓄積していく必要がある。

学校目標6:保護者とともに、生徒の成長をサポートする

取組の内容 具体的な手立て

  1. 生徒・保護者との面談・情報交換を積極的に行う。
  2. 自己実現を目的とした、保護者組織づくりを支援する。
  3. 学校保健安全計画を立て、継続的に生徒の心身の健康管理を促進する。

取組の内容 評価の観点

  • 生徒・保護者との面談のための授業調整を年度当初に計画的に行い実施した。
  • 保護者会と協同で向陽祭等の行事を行い、保護者とともに生徒をサポートした。
  • 学校保健安全計画を立案し、計画に基づいて保健指導及び保健管理を行った。

校内評価 達成状況

  • 生徒との面談を年間3回設けることが出来た。
  • 保護者による支援組織を立ち上げることが出来た。
  • 性教育、薬物乱用防止、交通安全講演会に保護者も参加してもらい、共に学ぶことができた。
  • 学校保健安全計画を立案し、計画に基づいて保健指導及び保健管理を行った。

校内評価 課題・改善方策等

電話連絡、手紙の郵送及び家庭訪問などにより保護者との情報交換を行ったが、一部の不登校生徒に保護者とも連絡がつかなくなったケースがある。

学校関係者評価

(保護者)

とても真剣に取り組まれており、成果も挙げられていると感じる。但し、この姿勢がこれからの生徒や、先生の質、考え方次第で変わって行ってしまう事が危惧される。

(学校評議員)

面談のための授業調整を年度当初に実施するとともに、年間予定を生徒、保護者に周知しておくことが必要である。 電話、手紙、家庭訪問等による家庭との連携をきめ細かに実施していくことは必要であり、大切なことでもある。

学校評価

(学校評価)
 

家庭と学校との連携と言う点では、学校側からの投げかけに対して、双方向でのやり取りが難しいケースがままある。

(改善方策等)
 

保護者会とも連動し、一人でも多くの保護者の方が、学校でのお子さんの様子に関心を持っていただけるよう、働きかけていく。

学校目標7:安心して通える学校づくりをめざす

取組の内容 具体的な手立て

  • 本校のミッション、経営コンセプト等の広報に、全職員で積極的に取り組む。
  • 自転車通学を含め、登下校指導を通じて交通安全教育を強化する。
  • 不審者等から生徒と学校を守るとともに、落ち着いた学校生活を保障する。

取組の内容 評価の観点

  • 全職員で広報活動や説明会を担う態勢を整えることができたか。
  • 全校生徒や自転車通学者向けに交通安全教育を年間2回実施できたか。
  • 不審者等によるトラブルを回避することができたか。

校内評価 達成状況

  • 学校ナビゲーションを生かし、本校のコンセプトを周知することができた。
  • 防災訓練(地震・火災)を午前部はけが人を想定し、午後部は暗闇を想定して実施した。
  • 正門での立ち番や校内外の巡回により不審者等によるトラブルを回避することができた。

校内評価 課題・改善方策等

  • 防災に関する社会の関心も高くなっているため、取り組みに対する要求度も高くなっている。
  • 生徒と部外者の区別がつくように、生徒をどう把握していくかが課題である。

学校関係者評価

(保護者)

仕方の無い事であるが、生徒への情報展開において休みがちであったり、話を聞いていない生徒については周知、連絡や指導が出来ない為、二度手間で悪循環になっていると感じる。

(学校評議員)

学校説明会が生徒、保護者の協力を得て実施できたことは素晴らしいことである。 防犯の立場から、部外者との区別を一般的には部外来校者に名札を付けることを要求しているが、在校生徒、教職員が常に名札を付けるようにすることが望まれる。

学校評価

(学校評価)
 

質・量ともに積極的な広報活動に努めた結果、本校のミッションやコンセプトは、中学校側に相当程度理解・浸透してきた。

(改善方策等)
 

入学した生徒が日々の学校生活を、より安心して送ることができるよう、環境整備やきめ細かな生徒対応のあり方について追求していく。

学校目標8:信頼される学校づくりに努める

取組の内容 具体的な手立て

  • コンプライアンスを重視し、事故・不祥事を未然に防止する。
  • 学校ホームページを充実し、ディスクロージャー(情報公開)に努める。
  • 「学校自己評価」、「学校関係者評価」、「学校外部評価」に計画的に取り組む。

取組の内容 評価の観点

  • 事故・不祥事防止計画を作成・実行できたか。
  • ホームページを通じた広報を積極的に行うことができたか。
  • 学校評価に関する研修会を開くことができたか。

校内評価 達成状況

  • 職員個々が考える事故・不祥事防止策をグループウェアに掲載し、意識を高めた。
  • 学校ホームページに本校の特色となる科目紹介を行うなど、迅速な更新に努め、最新の情報発信に心がけた。
  • 学校評議員や保護者会と協同し学校評価及び学校関係者評価に計画的に取り組み、現状を認識するとともに今後の取り組みについても検討できた。

校内評価 課題・改善方策等

ホームページを通じた広報を積極的に行うとともに、地域との協同による具体的な関わりを考えていくことが課題である。

学校関係者評価

(保護者)

情報開示、学校評価活動を積極的に行っており、信頼される学校と言われる方向へ進んでいると思われる。

(学校評議員)

学校ホームページを充実させるとともに、すべての教職員が常に閲覧し広報の内容を知っておくことが必要である。 教職員から月末にホームページへの意見集約を行うようにしておくことも大切である。 向陽館が掲げるコンプライアンスについて、一部ずつでも週一回打合せ時に確認するぐらいのことは必要である。

(その他)

学校評価

(学校評価)
 

グループウェアを使って各自が事故・不祥事防止策を提示するなど、本校独自の対策を展開することができた。  また、「明日の向陽館を創る会」の活動を通じて、本校にふさわしい学校外部評価のあり方を検討・実施することができた。

(改善方策等)
 

「かながわ教育ビジョン」に則った本校の種々の取組みを、発表会形式で広くアピールすることにより、県民の方々の理解や支援を受けられるようにする。