相模向陽館高校 研究発表会

11月16日(金)・17日(土)の2日間に渡る本校の研究発表会に17都道府県から、 学校関係者、教育行政関係者、学校支援ボランティア等、 延べ約300人の方が来校してくださいました。感謝申し上げます。 どうもありがとうございました。

講演「相模向陽館がめざすもの」
   県立総合教育センター教育事業部長 伊藤昭彦氏


  • 生徒との確かな関係づくりにあたっては、生徒の表面化した言動のみならず、その言動の背後に何があるのか、背景、表面下にあるものに着目する視点が必要である。
  • 相模向陽館高校のミッションは、学習へのつまずきの解消・学習意欲の向上と、良好な人間関係構築のためのレッスンを在学中に行うことである。それは、国の出した「生徒指導提要」の内容にも合致し、また、県の不登校の未然防止にも沿ったものである。
  • 相模向陽館のミッション達成の上で大切なことは、一部の教員が孤軍奮闘するのではなく、個々の教員がモチベーションを維持・向上させて、チームで事に当たる、という学校文化を構築することである。
  • そのための具体の方法については、教育学だけでなく、心理学、経営学の知見の援用が有効である。
  • そして、職員の同僚性・協働性の構築は、職員や生徒のメンタルヘルスの上でも好影響がもたらされる。なぜなら、職員どうしの同僚性・協働性が築ければ、職員と生徒との関係づくりも自ずと築くことができるからである。
  • 教員の大量退職・大量採用への対応、また、若手教員の育成のためには、職場の中での人間関係づくりが必要不可欠である。
  • そのために、“風通しのよい職場づくり”とか“声かけやコミュニケーションを大切に”と言われるが、具体的な方法論までに落とし込まれていない。
  • 仕事ができるようになりたい、自分が働く職場を少しでも良くしたいと、誰もが願っているのに、なぜ、そうならないのか。
  • その原因を、自分以外の人、環境や周りのせいにしている場合が多いが、それでは職場の改善は期待できない。
  • もう一度、足元を見つめなおし、誰もが相互に支援する、支えあうということを、改めて意識し、実践していくことで、職場はやりがい、働きがいのある職場に変わっていくのである。
  • そのことは、相模向陽館だけでなく、どの学校、どの職場でもめざすべきものなのではないか。
  • “その場所に問題の原因が存在するということは、とりもなおさず、同じ場所で問題を解決できるということにほかなりません”。


  


参加者アンケートより


  • 「相模向陽館が目指すもの」あらためて大切な事に気付きました。教育の根本を垣間見て背筋が伸びました。
  • 相模向陽館高校をマネジメントされるために、伊藤先生が心がけられてきたことは他校にも通じる普遍的なことと感じます。
  • (vision,value,mission)の話に共感しました。開校前の具体的な入学生に対する分析、一般の義務教育でも非常に大切であると感じます。
  • まず分析をする、イメージをとらえる、プロジェクトを始めるときに重要なことと感じました。教育学、心理学、経営学のコラボレーションが実を結ぶといいですね。
  • 学校の生い立ち、経営方針から日頃の私たち自らの職場での心がけまでを、改めて学びました。参考になりました。
  • 教師の同僚性を高めることが子供たちの意欲などを高めることにつながると言うお話が印象に残りました。
  • 生徒に対する問題意識、理念以上に教員に対する、職場に対する問題意識に取り組まれていることを知りました。ためになることをたくさん聞けました。
  • どういう生徒をどう育てたいのかというコンセプトを持って学校づくりをされているのだと感じました。先生のモチベーションはやはり生徒につながるなと同感した。
  • 教職員の姿勢が生徒に大きく影響していることを改めて確認できました。
  • 教師のコミュニケーション能力、人間関係を構築する力をつけていかないと生徒がこわれてしまう危機感を感じている。
  • モチベーションに職場つくりの大切さを痛感しました。教員同士の同僚性・協働性をしっかり築いていきたい。
  • 職場における相互支援が印象的でした。
  • 教育が変わる!そんな期待が持てる講演でした。